【女性ひとり登山】新宿発の夜行バスで行く立山登山 | 雄山・別山周回コースと雷鳥沢ヒュッテ宿泊の体験記

山登り

立山の綺麗な景色が見てみたくて、「立山行ってみたいな~」と2年前頃から思うようになり…

「一人で行くのは寂しな」

「電車・バス・ケーブルカーを乗り継いでいくなんて、お金かかりそうだな」とか

行きたいけど、ちょっとハードルが高くて、実現できずにいました。

 

2025年7月初めに会った友人から、「まいたび(毎日アルペン号)」を教えてもらいました。

まいたび

ここでは、山への往復バスや、往復バス+宿泊のセットツアーなどが申し込めます。

車のない私にはピッタリじゃない!!

電車とバスを乗り継がなくても、バス1本で行ける!

なんて便利!

金額も良心的。

誰かと一緒に~なんて思っていると、いつまで経っても行けないので、一人で行くぞ!!

 

そんな訳で早速検索。

立山・室堂の方面で、山小屋は「雷鳥荘」を希望。

日付は8月7日夜発の2泊3日(8月7、8、9日)…

……

(7月前半時点で)空いていません💦

リクエストも不可。

さて困った💦

山小屋を「雷鳥沢ヒュッテ」に変更してみると…

やっぱり空いてない…けど、リクエストが入れられました。

リクエストを入れて待つ事に。

 

予約から1週間ほどで連絡が来ました。

「予約成立」

お~、とりあえず立山行ける事になった!!

そうなると今度は、持ち物など準備をしないと💨

 

準備!と思ったけど、具体的に何を持って行ったら良いだろう…

必要なものが分からず💦

直前になって、石井スポーツをウロウロ

結局買ったのは、紫外線対策を目的にネックゲイター

持っているネックゲイターは暑そうなので、もう少し涼しげなメリノウールのものを。

 

【今回の持ち物】

・バックパック(RawLow Mountain WorksのRascal)35~45L

・靴2足(登山靴、行き帰り用のサンダル)

・ストック

・レインウェア(ゴアテックスジャケット、ポンチョ)

・パンツ1本(ノースフェイスのアルパインライトパンツ)←コレしか持ってない💦

・タイツ2枚(CW-X)

・下着・靴下(それぞれ2セット)

・シャツ類3枚(山用の半袖・長袖Tシャツをそれぞれ1枚ずつ、帰り用の綿Tシャツ)

・日除けグッズ(アームカバー、ネックゲイター、晴雨兼用折り畳み傘)

・防寒具(薄手ダウンジャケット)

・洗面用具(スキンケア、タオル、シャンプー・リンス、汗拭きシート)

・化粧品(日焼止め、BBクリーム、眉毛書き、小型の鏡、リップクリーム)

・衛生(絆創膏、目薬、虫よけ、除菌シート、マスク)

・水2L(1Lを1本、500mlを2本)

・行動食(プロテインバー、グミ、梅干し、ナッツなど)

・立山着後の朝食と昼食(コンビニでおにぎり、パンを何個か)

・モバイルバッテリー(念の為、充電用のコンセントも持って行きました)

・ヘッドライト

・サングラス

・エコバック

・お金(現金15,000円、クレジットカード、キャッシュカードなど)

・バス車内用の首枕(100均で購入した空気で膨らますタイプ)

 

こんな感じで準備をして、バックに詰めたら…結構重くなりました💦

これを全て担いで登ると考えると、もう少し軽量化を進めたい所です。

とは言え、今回はこれで行くしかない!という事で、頑張って行ってきます!

 

【出発〜室堂】
8月7日夜11:00、新宿(都庁)を出発していざ北アルプスへ。

夜行バスは満席でした!

女性は、席が女性同士になるように配慮してくれていました。

発車したら注意事項の案内をしてくれて、その後すぐに消灯時間です。

首枕持ってきて良かった!

首枕を装着して寝ます。おやすみなさい💤

…ウトウトしたと思ったら、首が痛くて目が覚める💦

ぐっすり寝られた気はしないけど、AM6:00前頃に起こされました。

どうやら、最後の休憩所らしい。

その後は山道なので、トイレが無くなります。との事。

バスを降りると、かなり涼しくてビックリしました。

 

バスは山道を登っていき、室堂には8日AM7時頃に到着です。

天候はあいにくの曇り空。

そして寒い!

半袖では無理です。アームカバーを付けて、ゴアのジャケットを着込みました。

直前まで雨が降っていたようでしたが、到着後に止んでラッキー。

でも、ガスっていて全然見えません。

絶景はどこへ…

高地順応の為、朝食を食べたり1時間程のんびりしていました。

いざ、出発💨

室堂山荘方面へ向かいます。

【周回コースを満喫】
雄山、大汝山、富士ノ折立、真砂山、別山を巡る充実の周回ルートを予定。

もう少し短いコースにするべきか?と悩んだのですが、想定よりも1時間早くスタート出来たので、この周回コースにしました。

高山病になっているという感覚はなかったのですが、登山早々に息切れがすごい💦

すぐ疲れちゃうし💦

慌てずゆっくり登ろう!

景色を楽しんで…なんて思うけど、ガスってて、全然遠くが見えません。

雄山に到着~!

かすかに雄山神社の鳥居が見えます(笑)

雄山の後は大汝山へ向かいますが、大汝山へのルート看板が見つけられず、行ったり来たりを繰り返し。

「どこなの~💦」となり、神社の巫女さんに教えてもらいました💦

 

高山病で(スキルの問題かも💦)息切れしながら、ゆっくりゆっくり

天気は一向に晴れず、ガスの中を登って

途中、真砂山で中断して、雷鳥沢へ向かってしまおうかと迷ったり

でも、立山まで来たんだから、予定通り頑張ろう!と思い直して

別山へ到着!

12時も過ぎて、もうすぐ13時。

ここでお昼にします!

ファミマの「もちもちくるみパン」と「お赤飯のおにぎり」をいただきまーす!

ファミマのくるみパン好きなので、嬉しい♡

少しガスが抜けた

雲の合間に覗く景色と、山の空気が身体に沁み渡ります。

さて、あとは雷鳥沢まで下るだけ!

山小屋では生ビールが待っています🍺

 

下ること約2時間弱

下りって本当に苦痛。

「歩きにくい」だの「楽しくない」だの「長い」だのと悪態をつきながら…

やっと降りてきました~!

で、山小屋はどこだ!?

と歩き続けて、見つけました!

「アレか!?」

また登るのか~、そして…ボロボロじゃないかい…(笑)

あともうひと踏ん張り!

 

着いた~!!

おつかれ山でした~!!

 

【雷鳥沢ヒュッテでのひととき】
宿泊した雷鳥沢ヒュッテは、室堂から歩くと40〜50分ほど。

地獄谷と高山植物に囲まれた場所に位置する温泉付きの山小屋です。

raichozawa.netFUNQ [ ファンク ]

標高2,300m級、コンクリート造の堅牢な建築で、お風呂付の山小屋です。

チェックインを済ませてお部屋へ向かいます。

部屋は…なんと4階!!

疲れた体に優しくありません😅

部屋に入ると、2段ならぬ3段ベットが4つ。

ですが、本日の泊りは4人のようで、全員下段を使えるそうです。

疲れた体で上の段はツラ過ぎる💦

全体的にかなり古~い建物です。

テントを持っていなく、テントを持って行動する体力もない人には、有難い施設です。

少し潔癖の気がある私は、結構ゾワゾワしてしまっていました(笑)

 

気を持ち直して、下山後の楽しみ🍺

生ビールで乾杯♡

山を眺めながらビール🍺

最高の贅沢です!

 

ビールを楽しんだ後、部屋に戻ると、同室の女性と初めまして。

少しお話をして、私はお風呂へ♨

思ったより湯船も広く、想像したよりもきれいでした。

備え付けのアメニティーは、リンスインシャンプーとボディーソープ。

リンスインシャンプーはキシキシになったので、持参のリンスを使いました。

疲れた体をお風呂でほぐして、極楽です♨

脱衣所にはドライヤーも完備です。

 

入浴の後は、夕飯です。

夕飯の時間は17:30

早い!と思ったけど、お腹はペコペコ。

17:30よりも早く「食事の準備が出来ました~」と各階にスタッフが声を掛けます。

1番乗りで食堂へ。(ちょうど食堂の近くにいたので)

1人予約の人は同じテーブルに集められ、3人でした。

食べ始めると、私と同室で初めましてした女性が話してくれた事で、少しずつ3人でおしゃべり。

そこから色々と山のお話しをして、1時間位話し込んでしまいました。

こういうの素敵♪

 

部屋に戻ると、今度は別の女性と初めまして。

そこからおしゃべりが始まり、気付けば同室になった女性4人でおしゃべり大会。

山のお話しで大盛り上がりでした。

もっと話したい所でしたが、翌日の山登りもあるので、早めにお開き。

(私は翌日のんびりする予定だったので問題ないけど(笑))

夜には雲が晴れたので、山小屋の外を見に行くと、満天の星空が広がる幻想的な時間。

山の夜の静寂と星の輝きが心に深く刻まれました。

※外は勿論ですが、部屋の中も寒く、ダウンとネックゲイターを着用していました。

 

【早朝の散策とみくりが池温泉】

翌朝は5時に軽い散歩へ出かけました。

夜同様に、かなり冷え込んでいるので、ダウンとネックゲイター着用しました。

澄んだ空気と山。

素敵な朝を迎えました。

朝食時間の6時に間に合うように戻り、「いただきまーす」。

食後は、荷物をまとめて7時過ぎにチェックアウト。

同室4人の中で最後でした。

 

チェックアウトの後は、みくりが池へ移動し、みくりが池温泉でのんびりする予定。

ヤマレコのルート設定を間違えたようで、また昨日のルートが表示されていて、気付かずに途中まで💦

昨日通った橋。天気が良いとキレイ。

水も透明です

昨日と同じルートで行けるのかな~?と思っていたら、逆方向!(笑)

なので、山小屋の前を行ったり来たりをしながら、みくりが池・室堂方面へ。

今日は昨日より天気が良いので、山も見えます(笑)

 

写真をパシャパシャ撮りながら、のんびり向かいます。

ん~、壮大

途中、山小屋への物資運搬に遭遇しました。

ヘリコプターで運ぶんですね。

山小屋って大変なんですね~。

そんなこんなで約1時間。

みくりが池に到着!

素晴らしい景色!

本当来れて良かった~!

欲を言えば、昨日の行程でも景色が見えたら最高だったけど。

また来たら良い。来る口実が出来たと思えば良し!

 

続いて、みくりが池温泉でのんびり温泉time♨

入浴はAM9:00~です。

入浴料は1,100円。

記念におこじょコースターをくれます。

温泉は白濁湯で、そんなに広くないですが、窓から立山の山々が見えます。

ちなみに、湯船に浸かっちゃうと空しか見えません(笑)

9時過ぎ頃という時間が良かったのか、15分位の間、独り占めでした♨

最高に贅沢な時間に幸せだな~と声が洩れました。

ここのアメニティーもリンスインシャンプーとボディーソープのみ。

ドライヤーはありますが、脱衣所にはなく、外へ出た所で男女兼用でした。

お風呂を出て、小腹が空いたので、物色。

みくりが池温泉では、ランチなどの食事もやってました。

気になるけど、ホテル立山で食べようかな。って事で、ホテル立山へ移動。

立山で過ごす残り時間もあと少し。

 

最後のひととき】

ホテル立山の「黒部ダムシフォンケーキ」も気になりましたが、さっぱり蕎麦が良いかな~

立山そば

立山の蒲鉾が可愛い♡

きつねそば1,000円

 

立山では、8月9,10,11日は山のイベントをやっているらしく、屋上?で吹奏楽の演奏をやっていました。

バスの時間を待つ間に、演奏を聴いて楽しく過ごせました。

他にもYAMAPや富山県、郵便局のブースがありました。

 

最後は、ソフトクリームで締めくくり

バスの出発時間も近付いたので、集合場所に行ってみると

あまり人が多くない。

座席を確認すると、1人で2席使えるじゃないですか!

これは有難い!

空いている日に利用できると、座席をゆったり使えるんですね。

12:30発のバスで帰路につきます。

最後の車窓からの立山。

めっちゃ良い天気になりました。

 

山を下りたら、立山アルペン村に立ち寄って、その後は高速道路に乗ります。

ちょこちょこ休憩を挟みながら新宿へ到着したのは、20時過ぎ位だったでしょうか。

12:30に出発して20:00過ぎに到着でした。

 

【まとめ】

まず、持ち物

普段が暑すぎるので、汗をかく、暑かったら、といった想像ばかりしていました。

が、実際は、暑くありませんでした。

天気が良くなかったというのはあるかもしれませんが、日差しが強いなら尚更長袖の方が良さそうに思いました。

更に日没後は、グッと気温が下がるので、ダウンを持って行って正解でした。

あと、直前で買ったネックゲイターも大活躍でした。

日中は日焼け対策、日没後は寒さ対策でずっと着用していました。

履き替え用の靴も持って行って良かったです。

無ければ無いで問題ありませんが、行き来の際の快適さが段違いです。

今回は普段履きを持って行きましたが、次回はもっと軽量なものを用意したいと思います。

意外と必要な物だけを持って行けたようです。

強いて言うなら、帰りの着替え用の綿Tシャツは不要だった…という位でした。

 

あと、反省点としては、山登りの際は天気が良くなかったので、サングラスを付けていませんでした。

その日は結構な強風で、目がかなり乾燥したのだと思います。

合間合間でガスが抜けた瞬間に晴れ間が出る事もありました。

サングラスを付け始めた時には遅く

目がかなりダメージを受けてしまっていて、下山後はずっと目が痛かったです。

目を閉じたら、その後は痛くてなかなか目が開けられなくて泣いてました💦

 

とは言え、山歩きに、温泉に、ビール

本当贅沢な山旅にでした。

今回立山へ行けて本当に良かったし、また行きたい。

次こそ天気に恵まれますように♪

 

【気になった事】

雷鳥沢ヒュッテ と 雷鳥荘 ともに木彫りの熊が玄関に置かれていました。

どちらもめっちゃ可愛いです

もしかしたら、他の山小屋にも熊さんが置かれているかもしれません。

これはまた立山へ行かねばです(笑)

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