【涸沢カール登山レポ】新宿夜行バスで行く上高地発1泊2日のモデルプラン(涸沢小屋泊)

山登り

涸沢カールとは?

涸沢カールは長野県・北アルプスにある日本屈指の山岳景勝地。
秋の紅葉は「日本一美しい」と称され、多くの登山者の憧れの地です。
上高地から歩いてアクセスでき、山小屋も整っているため、初心者から経験者まで楽しめる登山スポットです。


アクセス方法|新宿発の夜行バスで上高地へ

今回は新宿発の夜行バスを利用しました。
夜に出発して早朝に上高地に到着するため、時間を有効に使えます。

  • 出発:新宿駅西口(都庁大型バス駐車場)
  • 到着:上高地バスターミナル(早朝)
  • 料金:片道6,000円前後(シーズンにより変動)

夜行バス利用は、前泊なしで朝から登山を始められるのが最大のメリットです。

持っていったもの

夜行バス1泊、山小屋(涸沢小屋)1泊します。

  • バックパック(35~45L)
  • レインウェア
  • 靴2足(登山靴、行き帰り用のサンダル)
  • ストック
  • 行動着(パンツ1本、タイツ2枚、半袖2枚、長袖1枚、ワンピース1枚(温泉後用))
  • 下着・靴下(それぞれ2セット)
  • 防寒着(長袖インナー、薄手ダウンジャケット、ネックゲイター)
  • 洗面具(スキンケア、タオル、汗拭きシート、化粧落ちしシート)
  • 化粧品(日焼止め、BBクリーム、眉毛書き、鏡、リップクリーム)
  • 衛生(絆創膏、目薬、除菌シート、マスク)
  • 水3L(2Lペットボトル、500ml2本)
  • 食べ物(初日の朝食・昼食、行動食(ソイジョイ、スニッカーズ、グミ、梅干し、チョコ、柿の種))
  • モバイルバッテリー(10000mAh)とコンセント
  • 日除け(帽子、アームカバー、サングラス、日傘)
  • お財布(現金21,000円、クレジット、キャッシュカード、運転免許証、マイナンバーカード)
  • その他(ヘッドライト、エコバック、膨らますタイプの首枕、ゴミ袋、手拭い)

これを担いで6時間。肩が痛くてツラかったです。

山小屋でお水を貰えたので、結果的には水3Lは多かったです。

まだまだ省けるものはあるので、軽量化していく事が今後の課題です。

1泊2日のコース(行程表)

1日目

  • 夜行バス:新宿発(23:00)→上高地バスターミナル着(5:00頃を予定)
  • 宿泊:涸沢小屋
  • 河童橋 → 明神 → 徳沢 → 横尾(約3時間くらい)
  • 横尾 → 本谷橋 → 涸沢カール(約3時間くらい)

合計歩行時間:約6時間〜7時間(休憩除く)

 

【1日目登山レポ】

早朝の上高地は肌寒かったですが、半袖Tシャツにアームカバーで出発。

朝早いので人がほとんどいなくて気持ちが良い反面、ちょっと心細くなります。

最近、熊のニュースが多いから…

そんな事を考えていると、早々に「クマ目撃情報」を発見!

怖い…

熊ベルを見つけたので、鳴らしておきました(笑)

 

開始から1時間位で、明神館に到着しました。

そして、また見つけた!

マジで怖い…。

 

更に1時間程歩くと、次は徳沢に到着。

この「みちくさ食堂」で、帰りにアフォガードを食べようと思っています。

 

更に1時間程度歩くと、横尾に到着です。

横尾に泊まって涸沢カールに向かう人もいるようで、比較的人が多かったです。

天気にも恵まれて、キレイな景色です。

そして、ここからが登山の本番です!頑張ります!!

 

しばらくは川に沿って歩き続けます。

今までの標高は1,500~1,600m位でしたが、段々と登りが増えてきます。

登りになった途端に、息がきれて汗だくに💦

休みながら、少しずつ登っていきます。

ツラいな~と思った頃に、チラッと目的地である涸沢カールが見えました。

「あ!見えた!!」

目的地が見えた事で、気持ち的に余裕が出て、また頑張れました。

涸沢ヒュッテに到着!

テラスを通って、メニューをチェック!

テントサイトへ到着。

自分でテントを担いで来れたら、1泊2,000円なんですね。

コンパネ板(床の役割で合ってるのかな?)が500円で、トータル2,500円。

 

テントサイトを通り過ぎ、最後の登り…これがキツイ💦

12:40今夜の宿泊地、涸沢小屋に到着しました!

上高地から涸沢小屋まで6時間30分(休憩30分含む)でした。

お疲れ山でした~

頑張ったご褒美に♡

「乾杯~🍺」

生ビールは1,000円で、缶ビールは600円でした。

2日目

  • 涸沢小屋 → 横尾 → 徳沢 → 明神 → 上高地(約6時間)
  • 上高地バスターミナル発(15:00頃)→新宿西口付近着(19:00頃を予定) 

合計歩行時間:約5時間〜6時間(休憩除く)

 

【2日目登山レポ】

同室だったベテラン登山者達のグループは4時とか5時には出発していました。

私は下山するだけなので、日の出を見て、朝ごはんを食べて、7時前に小屋を出発しました。

下山後のお風呂を楽しみにしながら気分良く下山していると…

ガサゴソと音がしたと思ったら、子ザルが出てきました🐒

これはヤバい!

熊と同じ原理で、子ザルがいるという事は、親ザルもいるはず!!

ゾロゾロと子ザル、親ザルが出てきました🐒

怖い!目を合わせると襲ってくるかもしれないので、来た道を戻って、距離をとりました。

距離が離れた事を確認し、また下山を開始しました。

めっちゃドキドキしました💦💦

 

そこからはちょっと音にナーバスになりながら、どんどん下りました。

下りとは言え、疲れてきて、小腹も空いて、早くアフォガードが食べたい🍦

 

到着~

アフォガードにはシナモンパウダーもかけてくれました。

お値段500円でした。

山で食べるソフトクリームは格別です☺

 

その後はひたすら下山し、11:40に上高地(バスターミナル)へ到着。

涸沢小屋から上高地まで5時間(休憩20分含む)でした。

2日間お疲れ山でした!

 

お腹も空いたけど、2日分の汗だくの体を洗いたい!って事で、日帰り入浴を検索。

上高地アルペンホテルが近そうですが、入浴時間:9:30~12:00(受付終了11:30)との事。

ここは、もう受付終了してしまっているので、無理。

他には、上高地ルミエスタホテル、上高地温泉ホテルが日帰り入浴やってます。

上高地ルミエスタホテルは11:00 ~ 13:00 (受付時間 11:00 ~ 12:30)

ギリギリ間に合わなくはないけど、30分で出ないとならず、厳しい💦

料金は、なんと税込2,200円!

きっと素敵なのでしょうけど、今日の私にはちょっと高いかな…

上高地温泉ホテル、午後の部は 12:30~15:30(受付終了15:00)

料金は税込1,000円。ここに決定です。

上高地温泉ホテルは、バスターミナルから歩いて20分程でした。

汗だくの体を洗い、山登りで疲れた体を温泉で癒し、極楽気分でした♨

のんびりしていたら、バスの出発までにお昼を食べる事が出来ず💦

仕方なく、売店で「おやき」を購入。

バスに乗り込み、帰路につきます。

高速に乗ってすぐに諏訪SAに立ち寄ってくれたので、ここで食事をGET出来そうです。

スタバでサンドイッチとご褒美の甘いドリンクを購入♡

 

上高地を15:30頃に出発し、新宿には21:00過ぎ頃に到着しました。

帰りの車内は、お隣の席になった山登りの先輩(女性)に色んなお話を聞かせてくださったお陰で、あっという間に新宿でした。

ありがとうございました♪


宿泊体験|涸沢小屋

標高2,300m付近にある山小屋「涸沢小屋」に宿泊しました。

  • 料金:1泊2食付き 約14,000円〜
  • 食事:夕食は山小屋定番のカレーや煮物、朝食はご飯・味噌汁など
  • 雰囲気:大部屋での相部屋スタイル。布団や毛布は整備され快適
  • 売店:軽食や飲み物の購入可。山小屋オリジナルグッズも人気

涸沢小屋のテラスからは、穂高連峰に囲まれた涸沢カールの大パノラマが楽しめます。
特に夕暮れや朝焼けの光景は圧巻です。

 

【宿泊レポ】

私は、まいたび(毎日アルペン号)から予約したので、上高地までのバスと宿泊がセットになったプランを申し込みました。

新宿夜発の夜行バス、涸沢小屋(相部屋・1泊2食付き)のセットで、33,500円(税込)でした。

着いたらすぐにチェックインをお願いしました。

私のお部屋は「緑」で、下になります。との事で、階段を下りて部屋に行きました。

お部屋は土足厳禁。

2段ベッドで、1人1人のスペースをロールカーテンで仕切ってありました。

多分、下段6名、上段6名の合計12人部屋だったような気がします。

で、私のスペースはと言うと、

なんと、下段の窓側!窓付きです✨

窓からはテントサイトがよく見えます。

荷物を下して、上の階のテラスへGO!ビールで乾杯しました🍺

持ってきたパンやお菓子を食べたり、テントサイトへ行って景色を眺めたり

思う存分のんびりして、山小屋に戻りました。

 

~~~施設内の案内をちょこっと~~~

トイレは男女別でそれぞれ1か所。

バイオトイレなので、トイレットペーパーは別のゴミ箱へ入れます。

トイレの使い方についての注意事項が、扉にいっぱい貼られています(笑)

清掃がされていてキレイですが、やっぱり特有の匂いがあります。

 

流しも1か所。

蛇口が3個程度だったように思います。

節水の表示がされているので、出しっぱなしに注意です。

宿泊者全員が使用するので、歯磨きのタイミングなどは並んでました。

 

水やお湯は、もらう事ができます。

ただし、お湯は20:30(消灯時間)までだそう。

20:30になると、部屋の電気なども自動的に切れてしまうので、お湯も電源が落ちてしまうのかもしれません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

そんなこんなで、気付けばもうすぐ夕飯の時間。

私の夕飯は17:00でした。

(食事は2部制になっていて、17:00の回と17:40の回がありました)

夕飯はこんな感じ。

ご飯とお味噌汁は、おかわり自由でした。

一緒のテーブルになった方達と楽しくお喋りしながら頂きました。

ご馳走様でした。

 

夕飯が終わるとやる事ないので、またテラスに出てのんびり景色を眺めてました。

なんて鳥だろうか。可愛い子が遊びに来たので、写真を撮りまくって(笑)

素敵な構図の写真が撮れました!

ちょっと冷えてきたので、長袖に着替え、ダウンを着て、またテラスへ。

段々暗くなってくると、テントに電気が点きだしてキレイです。

更に暗くなってくると、色とりどりでキレイです。

星もうっすら見えるようになってきた位で、寒くなって室内へ移動。

部屋の窓から見ようと思い、部屋に入ると、皆さん就寝されていました!!

時刻19:00。

多分、皆さん翌朝早いようです。

そんな訳で、私も寝支度を整えて(汗拭きシートで体を拭いて、メイク落としシートで顔を拭いて、歯を磨いて…)、布団に入りました。

窓から夜空を眺めて~なんて考えていましたが、横になったら寝てしまいますね💤

結局、20:00頃には寝落ちしていました(笑)

※涸沢小屋の消灯は20:30で、消灯後はコンセント使用できません。

 スマホなどの充電は、必ず消灯前までに!

 

スマホのアラームで4:30に起床すると、同室の方々は出発されていました。

私を含めて3人しか残っていませんでした。

朝ご飯は5:40なので、それまではテラスで朝日を鑑賞します。

(朝ご飯も2部制で、5:00と5:40の回がありました)

山の向こう側が明るくなってきました。

涸沢カールも明るくなってきました。

これがモルゲンロード!?

真正面に見えるテントサイトへ移動しておけば良かった~と思いましたが、時すでに遅し。

とは言え、とっても素敵な景色を眺める事が出来ました💛

 

あっという間に朝食の時間です。

朝ごはんも、ご飯とお味噌汁はおかわり自由でした。

5:40の回は、かなり空いていました。

皆さん、朝は早い方が多いようですね。


トイレ事情

山小屋や途中の要所には整備されたトイレがありますが、基本は**チップ制(100円〜200円程度)**です。

  • 上高地バスターミナルや徳沢・横尾には比較的清潔なトイレあり
  • 涸沢小屋のトイレはバイオ式で環境に配慮されている
  • トイレットペーパーは設置されていますが、混雑時は持参がおすすめ
  • 行動中に急に必要になる場合もあるため、携帯トイレを1つ準備すると安心

 

上高地バスターミナル・明神・徳沢・横尾・涸沢小屋の5か所のトイレを使用しました。

涸沢小屋はちょっとエリアが違うので、同条件では考える事が出来ませんが、5か所のトイレの中では徳沢公衆トイレが1番キレイでした。

トイレ自体が新しく、清掃も行き届いていました。

トイレ事情を事前に把握しておくことで、特に初心者でも安心して登山を楽しめます。


実際に登ってみた感想

  • 標高が高いので、夏でも涼しく快適。(半袖では寒いです。必ず防寒を持って行くこと!)
  • 登山道は整備されていて歩きやすい(特に横尾までは平坦で歩きやすい)
  • 涸沢に近づくにつれて景色が迫力を増し、到着した瞬間の達成感は格別
  • 1泊することで朝夕の景色をゆっくり楽しめたのも良かった

初心者におすすめの持ち物・注意点

  • ヘッドライト(夜行バス移動後の早朝行動に便利)
  • 雨具(山の天気は変わりやすい)
  • 防寒着(標高2,300mでは夏でも冷え込みあり)
  • 行動食(涸沢までは売店なし、エネルギー補給用)
  • 携帯トイレ(安心のため)

まとめ

  • 新宿夜行バスを利用すれば、時間を有効活用できる
  • 上高地から涸沢カールは、1泊2日で無理なく楽しめる人気ルート
  • 涸沢小屋に泊まれば、朝夕の絶景と安心感が得られる
  • トイレや持ち物をしっかり準備すれば、初心者でも十分楽しめる

 

登山道は整備されていて分かりやすく、歩きやすいので、初心者でもチャレンジしやすいと思います。

ただし、上高地から涸沢カールまでは6~7時間(人によってはもっと)かかるので、長時間歩き続ける事が出来る体力は必要です。

更に、水や食料、服など、日帰りよりも荷物が増えるので、体力も消耗します。

不安がある場合は、横尾などで1泊して、余裕をもって涸沢カールを目指すプランも良いと思います。

涸沢カールはまさに「登山者の聖地」。ぜひ計画を立てて訪れてみてください。

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