【品質管理15年】理系・経験ゼロからプロへ。私が現場で学んだ「食の安全」の本質

食品衛生・品質管理の知恵袋

こんにちは、Hanna(はな)です!

いつもは山登りやグルメ、マンション購入のお話などを発信しているこのブログですが、今日から新しく**「食品衛生・品質管理の知恵袋」**というカテゴリーをスタートします。

実は私、これまで合計15年以上にわたって「食の安全」を守る品質管理のお仕事に携わってきました。

「品質管理なんて、理系の難しい知識が必要なんでしょ?」                                                             「自分には関係ない、専門家の仕事だよね」

そんな風に思われがちですが、実は全くそんなことはありません!

記念すべき第1回は、「理系でもなければ経験もゼロ」だった私が、なぜ15年もこの仕事を続けてこれたのか? その理由と、現場で学んだ本当に大切なことについてお話しします。


1. きっかけは「家から通える範囲で、車があったから」

私がこの世界に足を踏み入れた理由は、驚くほどシンプルでした。

当時、たまたま仕事を探していたタイミングで、某「飲食料品製造メーカー」の求人を見つけただけです。

その会社は早朝から夜まで製造を行っていて、朝5時から働ける人(早番)を募集していました。 必然的に「近所に住んでいる人」か「自力で車通勤ができる人」に限定された求人だったのです。

当時、車を持っていた私は「菌ってどんなの?なんだか面白そう」という興味だけで応募。          「理系出身でもなければ、品質管理の知識も全くない」という、まさにゼロからのスタートでした。


2. 「理屈」ではなく「作業」として覚えた修行時代

入社してからの数年間は、とにかく検査を覚える日々でした。

  • 微生物検査や理化学検査
  • 味や香りを確認する官能検査(検食)
  • 異物がないかを確認する検査

定期的に工場内に入ってサンプルを回収し、検体を仕分けて検査する。 当時は「なぜこの検査が必要なのか?」という理屈よりも、**「手順通りに動く作業」**として必死に覚えていました。

今思えば、この時に現場を歩き回り、自分の手で検査を繰り返した経験が、私の「品質管理」の血肉になっています。


3. 「説明できない」という壁と、視点の変化

入社から年月が経ち、管理側の仕事を任されるようになると、一つの壁にぶつかりました。

「この手順、もっと効率化できませんか?」 「なぜこの記事を守らなきゃいけないんですか?」

部下や他部署からそう聞かれたとき、作業としてしか理解していなかった私は、納得のいく説明ができなかったのです。

そこから、私は自分なりに理解を深める努力を始めました。 上司の話を聞き、「何のためにこの検査をやるのか」「基準を外れたときにどこを確認すべきか」を一つずつ繋ぎ合わせていったのです。

「説明できないと、ルールは守ってもらえない。説明するためには、理屈が必要だ」

この気づきをきっかけに、手順書への反映やスタッフ教育にも深く関わるようになり、業務の幅を広げていきました。


4. カフェチェーンへの転職と「現場に寄り添う」管理

その後、私は心機一転、飲食店(主にカフェチェーン)の品質管理へと転職しました。

工場とは違い、店舗には多くのアルバイトスタッフさんがいます。 接客やレジが優先され、清掃や衛生管理が後回しになりがちな現場。 そこで私が大切にしているのは、「一緒にやる」ことです。

ただ「これをやってください」と指導するだけでは、人は動きません。 店舗を巡回し、一緒に改善活動を行い、現場の困りごとに耳を傾ける。

「この人の言うことなら、やってあげようかな」

そう思ってもらえる信頼関係を築くことが、結果としてお店とお客様を守ること(品質事故の防止)に繋がると信じています。


5. このブログで伝えていきたいこと

これまで15年、失敗も成功も、そして**「クマネズミとの3ヶ月にわたる死闘」**のような過酷な経験もたくさんしてきました。

この「知恵袋」カテゴリーでは、以下のようなテーマを順次お届けしていく予定です。

  • HACCP超入門: 難しい専門用語を使わずに解説!
  • 検便で陽性が出たら?: 現場がパニックにならないための対応ガイド
  • 防虫防鼠の急所: 業者任せにしない、自衛の極意
  • 現場のルール作り: 忙しいスタッフが「つい守りたくなる」仕組みの作り方

かつての私のように、「知識はないけれど現場を任されている」という方の力に少しでもなれたら嬉しいです。

これから、どうぞよろしくお願いします!


次回のテーマは:「何から始めればいい?小規模店舗のための『世界一やさしいHACCP』導入ガイド」をお届けします。お楽しみに!

<次の話> ▶▶▶

タイトルとURLをコピーしました